LINE「既読問題」とは?大学生のLINE疲れ
iPhoneの普及に伴い、SNSやスカイプ、メールよりも楽にそして無料で利用できるチャットツールが生まれました。それがLINEです。
リアルタイムで友人とチャットができる他、通話も無料でできるこのツールは若者の間だけでなく、ビジネスの現場でも多用されています。
そんなLINEですが、近年、LINE疲れというものが問題視されています。
どうしてLINEに疲れてしまうのか。それは、LINEのトーク画面に表示される「既読」が原因でした。
相手に送ったメッセージを相手が見ると「既読」という文字が送ったメッセージ横または下に表示されます。
そのため、送った人間は返事を期待してしまいますし、読んだからには返事をしなければならないという強迫観念にも囚われてしまう人がいるのです。
これがメールなら、寝落ちしたのだろうか、返信する内容でもなかっただろうか、と相手を気遣い、大して気になることはありません。
しかしLINEはリアルタイムで相手がメッセージを読んだことがわかるため、非常にストレスを誘発しやすいのです。
人との距離感が麻痺してしまう点がLINEのこわいところでしょうか。
読んだくせにどうして返事をしないのか、という不満が湧きだし、それが多大なストレスになってしまいます。
相手にぶつければ、相手にも言い分はあるでしょうし、既読を気にしてしまう自分がいやだと思う人もいます。
また、逆の立場となり相手から不満をぶつけられる人もいるでしょう。
LINEという一つのコミュニティーから発生したこのLINE疲れ。原因は「既読」というたった二文字だというのですから、今の若者たちがどれだけネットに執着し依存しているかがわかります。
また、現在では「既読問題」を解消するため、「既読」が表示されなくなるアプリも開発されています。ストレスを軽減するためには、そちらのアプリの利用を検討した方がよさそうです。