ネット依存症を克服

ネット依存症を克服

日本ではまだ、ネット依存症を疾患だと認め、治療を行ってくれる医療機関は少なく、克服するには強い意志が必要となってきます。

 

まずは数時間、1日、2日とインターネットを利用しない期間を作らなければなりません。

 

最初は本当に厳しいでしょう。数時間離れているだけでも気になって仕方がなく、ついインターネットを利用してしまうかもしれません。しかしそこで自分を甘やかしてはいけません。

 

ネット依存症を克服するために、最初の3日間は懸命に我慢しましょう。そうすれば、4日目、5日目にはインターネットをする必要性が感じられなくなる人も出てきます。

 

また、今までインターネットに割いていた時間を他のことにあててみるのも克服する上で大切なことです。

 

インターネットという楽しいものと同等、あるいはそれ以上に夢中になれるものを見つければ、今度はそちらの方が楽しくなってしまい、インターネットを利用する時間が極端に減っていきます。

 

また、どういうときにインターネットを利用するのか、自分の癖を知る必要があります。たとえば、ちょっとの空き時間でも携帯電話でネット利用をする人なら、ちょっとの空き時間ができそうなとき、自分がしなければならないことを見つけましょう。

 

そうすれば空き時間はなくなり、携帯電話に触る機会もありません。強引な方法になりますが、こうしなければ克服できない人が多いのが現状です。

 

しかし、一度依存したものは克服できたとしても再び依存してしまう可能性があります。煙草やアルコールと同じように、一度は禁煙・禁酒に成功しても、二度、三度と繰り返す人もいます。

 

ネット依存症を繰り返さないためには「インターネットを利用しなくても別にいい」という状態にならなければ意味がありません。

 

強い意志を持って、克服しなかれば、いつまで経ってもインターネットから離れることはできないのです。